1- six mistakes

日本人が外国人と話すときによく陥る
6つの落とし穴

  

ごく最近、あなたが駅で外国人を見かけたのはいつですか?

それは、どこの駅でしたか?

その外国人は、何をしていましたか?

どんな天気でしたか?

その場面を思い出してください。そして、そのシーンにタイムスリップしてみましょう。

外国人を少し離れた場所から見つめているあなたがいます。

あの人、もしかして道に迷っているのかも。英語で助けたい。助けが必要なかったとしても、とにかくなんとか話しかけたい・・・あなたはそう思っています。

そうです!今こそがチャンスです!

あなたは、この日のために英語を学んできたのです!

道案内は何回も練習したし!すぐ目の前にチャンスがあります。

でも・・・

やっぱり・・・

話しかけたいのに、まるで目に見えない何かが、あなたの行く手を阻んでいるかのように、足が全く動きません。

それは一体何なのでしょうか?

 

それは、僕も日本人に話しかけるときに時々感じてしまう気持ちです。

それは、自分の人生をも変えてしまうような出来事に直面する時に感じる気持です。​

それは、「恐怖」です。

「恐怖」はいろいろな形で私たちに襲いかかり、不安を掻き立てます。

「迷惑をかけちゃうかもしれないし・・・」

「英語そんなに上手く話せないし・・・」

「どうせ通じないし・・・」​

あなたが駅で外国人を見かけた時、こんな気持ちになりませんでしたか?

間違えないように、具体的に何を言うか何回も頭の中で繰り返し練習して・・・。

でも、いざ話しかけようとしたら、

頭が真っ白になり、練習した言葉も吹っ飛んでしまいました。どう考えても全然言葉が出てきません!

そうしている間に、話しかけたかった外国人はどこかへ行ってしまいました。

せっかくのチャンスが一瞬にして消え、がっかりしながら歩き出すと・・・なんと!言おうとしていた英語のフレーズが全て鮮明に蘇ってくるではないですか!

なんだ、話しかければよかった、と悔しさが込み上げてきます。

そんなことの繰り返しに、ストレスを感じることはありませんか?​

大丈夫です。あなたはもう、そんな悔しい思いをする必要がありません。

今度外国人を見かけたら、自分の英語が正しいかどうか、完璧に話せているかどうかなんて、心配する必要がないからです。

あなたは今から、外国人になんと話しかければいいのか、具体的に学ぶ方法を知ります。

その方法を実践すれば、たとえ途中で冷汗をかくような状況に陥っても、会話中に何か問題が起きても、すぐに解決してまた会話をスムーズに続けることができるようになります。​

あなたに襲いかかる恐怖を生み出しているのは、決してあなた自身ではありません。あなたが今まで教わってきた「英語学習」そのものが原因なのです。

現代の英語教育:
理想の世界だけで通用する「空想英語」​

   

あなたはどうやって英語を勉強していますか?一番力を入れている方法は何ですか?

もしかすると、いろいろな単語やフレーズをとにかく読んで聞いて暗記して、頑張っているかもしれません。

ネイティブが使う英語を使って、レストランで注文するコツ!!

英語でかっこよく「ありがとう!」というフレーズ24選!!​

   

​この勉強方法は、「特定のある場面に遭遇した場合に、このフレーズを使えば、自然にコミュニケーションが取れる」という考え方に基づきます。

僕自身が提供している様々なコラム、動画、ポッドキャストでも、この論理に近いやり方で教えています。​

「まずこれを言って、次にこれを言って、最後にこれを言って、はい終わり!」

でも、学んだことを実際に使ってみると、​

相手は必ずしも例文通りではなく、言葉使いがちょっと違ったり、​

話し方が思っていたよりちょっと早かったり、​

まったく予想していなかったことを言ったり・・・

こんなに想定外のことが起きたら、あなたはどうなってしまうでしょうか?

頭が真っ白になり、

恥ずかしさで顔は真っ赤、

身体中から冷汗が湧き出てきます。​

しかし、あなたはどうすればいいか全くわからず、会話は止まってしまいます

あなたが今まで学んできた英語は、間違えることを全く想定していない、理想的な場面だけに合わせた英語なのです。

「相手が予想と違うことを言う場合」
「相手の話すスピードがものすごく速い場合」
「覚えた言葉を実際に使おうとしたのに全部忘れてしまった場合」などは
全く考慮されていません。​

あなたの英語は、線路を走っている電車のようなものです。期待通りに完璧に進めば問題なく話せます。

でも、予想外のことが発生した瞬間、電車は脱線し、深刻な事故を引き起こすのです。​

  

日本人がよく陥る「6つの落とし穴

ほとんどの日本人が、この理想の世界を軸にした勉強方法が原因で、たとえどんなに勇気を振り絞って外国人に話しかけたとしても、ある「6つの問題」に直面してしまいます。

1

発音がはっきりしていなかったり、早口だったり、あなたには相手の英語が全く聞き取れません。本当はもう一度言って欲しいのですが、なんだか話が続いてるし、失礼なことはしたくないので、黙って聞いているをします。

2

相手にもあなたと同じように自分の地域の方言、言葉使い、口癖などがあります。ですから、たとえ言葉が聞き取れたとしても、意味が全くわからないことがあります

あれ?どういう意味なんだろう?と思いながらも、相手に気づかれないように笑顔で頷き続けます。結局、会話の全体的な意味さえもわからなくなってしまいます。

3

新しい単語を覚えたから、早速練習したい!よし、いくぞ!と意気込んではみたものの、使える機会が巡ってきた瞬間に頭が真っ白になり、言いたい言葉が全く出てきません

結局言いたかったことが思い出せなくて、会話が止まってしまいます。

4

あなたは相手と楽しく話しています。でも突然、会話が止まり沈黙が訪れました。あなたは相手を見て、相手はあなたを見ています。

こんな時、どうすればいいのでしょうか?会話を続けるために、次に何を言えばいいのかわかりません

5

相手とコミュニケーションを取ろうと頑張っています。でも、あなたの発音が相手に伝わりにくく、相手はあなたの言っていることが分からなくなってしまいます。

もう一度繰り返したり、他の言葉を使ってみたりして、なんとか分かってはくれるのですが、いつも聞き返されて一回では伝わらず、恥ずかしくて赤面してしまいます。

6

あなたは少し複雑なことを説明しようとしています。相手の表情をみると、どうやらあまり理解していないようです。

でも、一体相手はどの辺からあなたの説明がわからなくなったのでしょう?相手に英語が伝わっているかどうかが分からなくて、いつも不安になってしまいます。

あなたもこんな経験をしたことはありませんか?

僕は、何回もあります。今でさえもです。きっとあなたが日本語で話しをする時も、この問題に直面することはよくあるのではないでしょうか。母語ではない英語だったらなおさらです。では、この「6つの問題」に遭遇した場合、あなたはどうなってしまうでしょうか?

きっと、緊張してしまいます。

思考が止まり、固まってしまいます。

そして・・・会話が完全にストップ

外国人を助けたかったのに、英語を練習したかったのに・・・そのせっかくのチャンスを失ってしまいます。

あなたはもしかすると、こんなことを考えたことがあるかもしれません。

せっかく話そうとしても毎回失敗して恥ずかしい思いをするし、結局会話も止まってしまうんだったら、話しかける意味ってある?

正直、僕も昔同じようなことをいつも思っていました。

でも本当は、会話は止めなくていいのです。もう英語を間違える心配もいりません。

希望は絶対にある:アーサーの経験

2007年7月、僕は日本に初めて来ました。

富田林市という、大阪の片田舎で一ヶ月間ホームステイをしました。アメリカで4年間、ずっと一生懸命日本語を学んできた僕は、日本人と実際に会話をして練習できることにとてもワクワクしていました!

しかし、ホームステイ先に着き、家族が僕を迎い入れてくれた時、同時にとてつもなく高いハードルが待ち受けていたのです。

日本のネイティブスピーカーと実際に話しをしたたことがなかった僕は、学んできた英語を早速使ってみました。

あんなにたくさん勉強してきたのに、僕はその時、彼らの日本語が早すぎて言っていることがほとんど聞き取れなかったのです。

聞き取れたとしても、方言が強くて言葉自体の意味が全くわかりませんでした。そして、僕の発音が下手だったため、言いたいことが通じないということばかりでした。

たとえ、会話がある程度続いたとしても、会話が行き詰まったら、どう言って続ければいいか全くわからなかったです!

思ったように日本語で会話ができず、とても辛かったです。

夜ベッドに横になり、自分を責めていました。

もう無理でしょ?

なんでこんなに頑張ってんだろ?

諦めた方がいいのかも?

こういった思いで頭がいっぱいになり、眠れなかったこともありました。日本語を話せるようになることを諦める寸前のところまで、この時僕は追い詰められていました。

僕は今までの勉強方法に、何か重大な要素が欠けていると感じるようになりました。すぐにどうにかしないと、この問題は解決せず、僕はこの先も行き詰まったままです。

スムーズに日本語で会話を続けることなんて到底無理でしょうし、今までの苦労や悩みは全て水の泡です。

人生が180度変わった「秘訣」

3週間後、僕はホーストファミリーと冗談を言い合ったり、笑ったり、焼肉パーティーの時に庭で深い話をしていました。いつでも会話を続けられ、もう何も問題を感じなくなっていたのです。

なぜか?

もし問題が起きても、すぐに解決して会話をスムーズに続ける方法に気づいたからです。

僕が180度変われたきっかけとは?

いつもの勉強をもっと頑張ったわけではなく、

何か特別な文法や単語を学んだわけでもなく、

例文をたくさん書いて暗記したわけでもありませんでした。

大阪での一ヶ月間、僕が「6つの問題」を乗り越え会話を自然に続けられるようになった「秘訣」、そして「外国人が日本人に抱いている本音」を明日のレッスンでお伝えします。

レッスンは朝7時にお送りしますので、お見逃しなく!

あなたの抱える「問題」

あなたにお聞きしたいことがあります!

今日のレッスンでは、日本人が外国人と英語で話すときによく陥る「6つの問題」をご説明しました。

では、あなた自身はどうでしょうか?6つの問題以外にも、英語で外国人と話すときに感じる「悩みや問題」をお持ちですか?

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Me too!

と返事をしてください。

あなたは決して独りぼっちではありません。

みんなでお互いを応援し合いましょう!

ではまた明日!

アーサーより